目次
1. 奄美大島への到着と出会い
14:40、奄美空港に足を踏み入れると、そこには待っていてくれる理事長さんの温かい笑顔がありました。出迎えてくれる彼らと簡単な挨拶を交わし、まずは島の名物である鶏飯を堪能しました。鳥のだしが効いて、まさに絶品でした。
2. 理事長の揺るぎない決意
道中、理事長さんが昔の話をしてくれました。彼女が小さい頃、家庭が貧しかったため、給食費を稼ぐためにそてつの葉を拾っていたとのこと。その時、近所のお母さんたちが声をかけてくれ、一緒に仕事をしてくれたそうです。
3. 特別養護老人ホームの設立
理事長さんは、「そのお母さんたちに恩返しをしたい」と思い、この老人ホームを作ったとのこと。しかし、奄美大島には当時、社会福祉法人の経営する老人ホームは存在していませんでした。そのためには何億ものお金が必要で、その資金を得るために理事長さんは東京で一生懸命働き、何億ものお金を貯めました。そして、この老人ホームを設立したのです。この奄美大島で初の試みだったそうです。
4. 奄美大島の女性の力
理事長さんが女性であることが、この奄美大島では不利に働いてしまうこともあったそうです。しかし、理事長さんはめげることなく、奄美大島の人々のために精神的な強さを示し続けました。その生き様には深く感銘を受けました。
5. 熱い一日の終わりに
今日の一日は、理事長さんと過ごし、その話をただ黙って聞きました。自身の貧乏な幼少期から出発し、奄美大島の老人ホーム設立の背景を経て、東京でクラブ勤務をしながら資金を貯めた理事長さんの壮絶な人生に触れることができました。
理事長さんの熱い想いとともに、島の女性としての生きづらさ、そしてそれでもめげずに立ち向かう姿に、深く感銘を受けました。理事長さんが今日お話ししてくれたのは、ただのエピソードではありません。それは、奄美大島の老人ホームがどのようにして築き上げられてきたか、そして何のために存在しているのかという、この施設の「根」を知る重要な物語なのです。
しかし、私たちはただ過去を振り返るだけではありません。理事長さんのこれまでの苦労と成果を尊重しつつ、私たちは次の一歩を踏み出さなければなりません。それが、教育の話です。この特別養護老人ホームが、これからの奄美大島の福祉の地図にどのような役割を果たしていくのか。
この奄美大島の老人ホームは、理事長さんの努力と愛情によって生まれ、育まれてきました。そして今、新たな時代の波がこの島に押し寄せています。それは新たな課題とチャンスをもたらし、私たちにさまざまな挑戦を求めています。
明日はその一つ、教育に焦点を当て、どのようにして老人ホームが教育を通じて成長し、奄美大島のコミュニティに貢献していけるのかを考えていきたいと思います。そして、この物語があなたにとって、老人ホームや奄美大島について新たな視点を提供することを願っています。
その答えを探求する旅はまだ始まったばかりです。これからどんな挑戦が待っているのか、一緒に見ていきましょう。それでは、今日はここまで。お休みなさい。